CUUCCA

 日本では、状態の良さが重視されるため「美しい」ものでも、ほんの少しひびが入っていたり、小さな傷や欠けがあるだけで敬遠されることも少なくありません。

ルーブル美術館に展示されているミロのヴィーナスは腕が失われていますが、むしろその「不完全さ」が、私たちの想像力をかき立ててくれます。

フランスのポーセリン(磁器)には、よく小さなひびや修復跡が見られます。これは単なる「傷」として扱われるのではなく、時を経た証として大切にされ、必要に応じて修復され、世代を超えて受け継がれていきます。

「完璧ではない美しさ」や、こうした「時の刻印」は、アンティークを愛する多くの人々を惹きつける大切な要素であり、時間だけが刻むことのできる特別な物語です。

CUUCCAでは、そんな想いから「完璧」な状態ではないものでも、積極的に買い付けをしています。幅広い層に手の届く「アンティーク」こそが、古いものをつないでいくということに繋がるのではないかと考えているからです。そのため、できるだけ多くの方に手の届く価格で提供することを心がけています。

買付に行くヨーロッパでは、時間が生み出した経年劣化や変化そのものがパティーナ（美しき経年劣化）価値として捉えられることが多くあります。中には時代の文化や社会的背景が反映されたものも。

CUUCCAで扱う全てのアイテムは、時間をかけていくつもの文献などをしっかりと調べた上で、そこに刻まれた年月と共に隠された「物語」を、できるだけ皆さまにお伝えできるようにしております。

その物語に触れ、共感し、次の時代へと伝えていく。そんな歴史や文化の継承者として、皆さまをアンティークの魅力的な世界へとご案内させていただければ幸いです。

CUUCCAでは「完璧」な状態ではないものでも、積極的に買い付けをしています。幅広い層に手の届く「アンティーク」こそが、古いものをつないでいくということに繋がるのではないかと考えています。そのため、できるだけ多くの方に手の届く価格で提供することを心がけています。

それでもやっぱり安心してご購入前に確認していただけるように、当店では商品細部までご確認いただけるマクロレンズ（昆虫の毛や機械式時計のムーブメントなど、緻密な撮影ができるレンズ）で撮影をしております。

そのため、肉眼では見えない微細なダメージや経年変化まで確認することができますが、実際に見ると気にならない程度であることがほとんどです。