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カート

カートが空です

C.1880s Angel Musicien Painting Pendant

パリで出会ったこの作品は、1880年から1900年頃にかけて描かれた音楽の天使の宗教画です。天使の姿は写実的というよりは芸術的で様式化された描写がされています。

天使は長い白と青のローブをまとい、優美な皺を描きながら足元へと流れ落ちています。手にはヴァイオリンや、ウード(中東で楽器の女王と呼ばれる弦楽器)のような弦楽器を持ち、翼を広げ音楽を奏でています。頭上には光輪が描かれ、神聖さが表現されています。

右下には「o'Albina」というサインが確認でき、これは作者のサインと思われます。

フレームは、アールヌーボー様式特有の曲線的なアーチ状のデザイン。上部には吊り下げ用の金属製リングが付いており、壁に飾るのはもちろん、お守りのペンダントとして首から下げられるようになっています。

一方、裏面は全く異なる装飾が施されています。深緑地に描かれた優美なアールヌーボー様式の植物模様の紙が挟まれています。

この表裏の対比はとても興味深く、表面の宗教的モチーフと裏面の世俗的な装飾性が、一つの作品の中で見事に共存しています。これは、19世紀末から20世紀初頭にかけての社会の変化や、信仰と芸術の関係性を象徴しているようにも解釈できます。

この作品は、装飾芸術と信仰の融合、繊細な技巧、そして歴史を感じさせ、装いやインテリアに物語性を加えてくれます。


⚫︎ 素材| パピエ ガラス ブロンズメタル 
⚫︎ 買付国|フランス・パリ
⚫︎ 年代|C.1880年代頃
⚫︎ サイズ | 縦8.9cm 横5.2cm
⚫︎ 重さ|26.8g 



セール価格¥26,800

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C.1880s Angel Musicien Painting Pendant
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