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ニエロ 黒金象嵌 シルバーケース


ニエロ(黒金象嵌)と純銀の仕上げが非常に美しい、19世紀末~20世紀初頭頃のフランスのマッチケース。

滑らかで細かな「市松模様」を彷彿とさせるチェッカーパターンが非常に美しい貴重なアイテムです。

Vesta Case(マッチケース)とは、19世紀末から20世紀初頭にかけて使用されたポケットサイズの携帯用マッチケースで特にフランスやイギリスの上流階級で普及しました。

マッチを湿気や衝撃から守るための実用品でありながら、当時の持ち主のファッションセンスを反映する装飾品としても愛されたアイテムです。

ケース全体に施されたチェッカーパターンのニエロが、このアイテムの最大の特徴。滑らかで細かな「市松模様」を彷彿とさせるチェッカパターンは非常に美しいです。

ニエロは、銀や金などの金属表面に彫刻を施し、その溝に黒金を埋め込む象嵌技法。日本の職人技にも通じる繊細な技法でフランスやロシアの高級装飾品に採用されました。

楕円形のメダリオン部分には優美なモノグラムが彫られており、特注品であった事がわかります。
このようなパーソナルな要素が加えられたアイテムは
所有者の地位を象徴するものでした。

底面には、マッチを擦って火をつけるための、細かい溝(ストライカー)が。

このマッチケースが製作された1900年代初頭はまだガスライターが普及する前の時代であり、マッチが日常生活の必需品でした。

上流階級の人々は、実用的でありながらも美しいデザインを備えたマッチケースを持ち歩くことが一般的で、当時の男性が社交場で葉巻やパイプに火をつける際、このような装飾性の高いマッチケースを取り出すことを洗練された
たしなみの一つとしていました。

開閉部のヒンジはしっかりとした構造で、ヒンジによって蓋が固定され、マッチが安全に収納できます。 マッチはもちろん、お香入れに使っても。

上部左に凹みがありますが、実際に使い込まれてきた粋な味としてお楽しみ頂けたらと思います。


⚫︎ 素材|純銀 ニエロ
⚫︎ 買付国|フランス
⚫︎ 年代|C.1900s

⚫︎ サイズ | 縦5.4cm 横2.2cm
⚫︎ 重さ|24g


当店では、ご購入前に商品細部までご確認いただけるよう、マクロレンズ(昆虫の毛や機械式時計のムーブメントなど、緻密な撮影ができるレンズ)で撮影をしております。そのため、肉眼では見えない微細なダメージや経年変化が気になる場合がございますが、実際に見ると気にならない程度であることがほとんどです。




セール価格¥49,800

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